いろぐろ薬剤師ブログ

自分の興味のあることや体験したことを中心に書いていきます

【コロナの影響】解熱剤のタイレノールがなければ、これを買うべし

 最近、マスクや消毒液や体温計の売り切れ続出の影で、もう一つ全く在庫がないものがあります。

それが「タイレノールA」という熱や痛みをとる市販薬です。

成分は「アセトアミノフェン」で病院でもよくカロナールという商品名で処方されています。

 

 

 

近所のドラッグストアのタイレノールの棚です。何店舗か見てきましたが、どこもこんな感じで在庫がありません。

f:id:kusurihack:20200411165448j:plain

 

 

なぜ、「タイレノール」が薬局の売り場からなくなってしまったのか?

 

 

 

f:id:kusurihack:20200412180615j:plain

 

おそらく理由はこれです。

これはフランスの厚生大臣のオリヴィエ・ヴェラン氏がツイートしたものです。

 

内容は、

「新型コロナウイルスに抗炎症薬(イブプロフェン、コルチゾンなど)を服用することは、感染症を悪化させる要因となる可能性があります。 発熱がある場合は、パラセタモールを服用してください。
すでに抗炎症薬を服用している場合、または疑わしい場合は、医師に相談してください。」

 

 

この情報が全世界に拡散されるという出来事がありました。

 

ただ、ここで言われているイブプロフェンが新型コロナウイルスを悪化させるかどうかは現時点で不明です。

そのため混乱を避けるために今治療で服用しているイブプロフェンなどの抗炎症薬を自己判断で中止しないよう呼び掛けている国もあります。

 

 

話がそれましたが、

ツイートで出ている「パラセタモール(アセトアミノフェン)」が日本のドラッグストアで売られているタイレノールAです。

 

 

もしかしたらこの情報の影響で、タイレノールAがドラッグストアからなくなったのかなーと(もしかしたら別の理由があるかもしれませんが……)

 

 

もちろんタイレノールAも副作用はありますし、絶対安心して使える薬ではありません。ただ比較的使いやすい薬で使われることが多い成分であることは確かです。

 

 

 

ここでタイトルの回収です。

タイレノールAが欲しいのにないーって残念に思っている人に代替薬を紹介します。

それが「ラックル速溶錠」です。

 

 

どちらも主成分であるアセトアミノフェンが300mg含有されております。

 

 

 

まだ、世間の人は気づいていないようで、まだ在庫はありました。

f:id:kusurihack:20200412175607j:plain

 解熱というより痛み止めの効果をおしているようで、湿布の隣にありました。まあ確かに気づきにくいですね。

 

 薬を内服する際は、注意事項をよく読み、用法・用量を守りましょうね!

 

当ブログでは基本的に書籍、文献、経験に基づいて記載されています。ブログで投資の内容を記載すると思いますが、投資は自己責任でお願いします。あと薬の使用法は処方医や投薬された薬剤師のいうことをよく聞いて使用して下さいね。