【新型コロナウイルス】マスクより有効な予防法は？
世界各地で猛威を振るっている新型コロナウイルス。
コイツの影響で職場に「マスクまだありますか？」の電話がひっきりなしにかかってきます。そして、みんながお求めのマスクはほんの５分くらいで完売してしまうという状況です。
しかも、ネットではマスク１箱に数万円と異常な値段で売られていました。
そんな転売野郎に医療従事者として少しイライラしています。
そもそも、話題の新型コロナウイルスに対してマスクは有効な予防法なのか？
新型コロナウイルスにマスクの予防効果は？
マスクをしたほうがよいのはどのような時ですか？
マスクは、咳やくしゃみによる飛沫及びそれらに含まれるウイルス等病原体の飛散を防ぐ効果が高いとされています。咳やくしゃみ等の症状のある人は積極的にマスクをつけましょう。
予防用にマスクを着用することは、混み合った場所、特に屋内や乗り物など換気が不十分な場所では一つの感染予防策と考えられますが、屋外などでは、相当混み合っていない限り、マスクを着用することによる効果はあまり認められていません。【参照】厚生労働省ホームページ 新型コロナウイルスに関するQ＆A 令和２年２月７日時点版より
こちらが厚労省の回答です。
感染していない人が予防するためというより、感染した人がマスクをつけることを推奨していますね。
ただ予防で使用する場合は、例えば満員電車やバスなどに乗るときは予防効果あるみたいですが、それ以外はあまり必要ではないようです。
ですので、混み合った場所に行かない人はネットで高額なマスクを買う必要がないので安心して下さい。
マスク着用より大切なこと
マスクをつけるより予防で重要なことは「手洗い」です。
感染を予防するために注意すべきことはありますか？まずは、石けんやアルコール消毒液などによる手洗いを行ってください。
咳などの症状がある方は、咳やくしゃみを手でおさえると、その手で触ったドアノブなど周囲のものにウイルスが付着し、ドアノブなどを介して他者に病気をうつす可能性がありますので、咳エチケットを行ってください。特に電車や職場、学校など人が集まるところで行うことが重要です。
また、持病がある方などは、上記に加えて、公共交通機関や人混みの多い場所を避けるなど、より一層注意してください。【参照】厚生労働省ホームページ 新型コロナウイルスに関するQ＆A 令和２年２月７日時点版より抜粋感染の疑いがある患者を診察する際、医療者はどのような準備や装備が必要ですか？手洗いなどの衛生対策を心がけてください。手などの皮膚の消毒を行う場合には、消毒用アルコール（70％）を、物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム（0.1％）が有効であることが分かっています。【参照】厚生労働省ホームページ 新型コロナウイルスに関するQ＆A 令和２年２月６日時点版より
予防でマスクのことは特に触れず、手洗いの重要性を言っています。
マスクよりも手洗いが大切だということですね。
ですので、みなさん手洗いをきちんとやりましょう。
消毒用アルコール（７０％）が有効なので、自宅に常備しておくと安心ですね。
よく薬局にある「室内に置くだけで空間や物に付着したウイルスを除菌」とか宣伝している商品は多分効果ないので買わないほうがいいです。
はっきり言ってお金の無駄です。
ク〇ベリンではなくて、消毒用アルコールを買ったほうがいいですよ。
マスク不足に思うこと
大半の人にはマスクは必要ないということをWHOや厚労省が言っています。
しかし、どこのだれかも分からない個人が書いたTwitterなどのSNS情報を信じてマスクが絶対必要で買い占めないと、と考える人が世の中にはいるみたいです。
こういう未知なことって公的機関の言っていることを信じたほうがいいですよ。（１００％信用できませんが）
そもそもマスクを買うために行列に並ぶことで感染のリスクが高くなるので、ネットで手洗い用の消毒液を買ったほうがいいとは思います。
