いろぐろ薬剤師ブログ

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花粉症の薬 市販薬or医療用医薬品 どちらがお得かのか? 

花粉症の薬を入手する方法は主に3つあります。

  1. 病院で処方してもらい、医療用医薬品をもらう
  2. 薬局で市販薬を買う
  3. ネットで購入

それぞれのメリット、デメリットをお伝えします。また、超定番のアレグラ(フェキソフェナジン)に対象を絞ってどのくらいの費用がかかるのか調べましたので、もしよければ参考にしてください。

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そもそもアレグラ(フェキソフェナジン)はどのくらい種類ある?

【医療用医薬品】

先発品のアレグラ

ジェネリック医薬品であるフェキソフェナジンがあります。

 

 【一般用医薬品】

もっともポピュラーなのはよくCMをしていたアレグラFXではないでしょうか。医療用のアレグラと有効成分はもちろんのこと添加物、錠剤の大きさまで同じです。

 またフェキソフェナジンの薬は添加物や剤型が違うかもしれませんが、様々なメーカーが出してます。最近出てきたのがアレグラのジェネリック医薬品として位置づけられているアレルビがあります。

 

医療用と市販薬の効果の差

 有効成分が同じで同用量入っているのでどの薬も効果は変わらないでしょう。高い薬(先発品)のほうがよく効くと思っている人がいますが、効果はさほど変わりないです。薬の添加物の違いで多少変わるかもしれませんが、効果に大きな差はないと思われます。

 前回も言いましたが、重要なのはいつ飲み始めるかです。花粉が飛び始めてからだと若干遅いです。タイミングの重要性を分かっている方は年末から飲み始めています。

 

薬を手に入れる手間は?

  • 医療用医薬品

 医療機関で診察を受け処方箋をもらい、薬局で薬を調剤してもらう流れになります。

この時期では、耳鼻咽喉科は花粉症の方が多いため、待ち時間が長くかなりストレスフルだと思います。

 

  • 一般用医薬品
薬局に行って購入する場合は、第2類医薬品のため薬剤師の説明が必要ありませんので待ち時間なく薬を手に入れることが出来ます。またネットでも買うことができるので外出することなく買うことも可能です。ただ、自分が花粉症か分からない方は受診して花粉症の検査をすることをお勧めします。花粉症ではない可能性もあるので。
 
 
当たり前ですが、一般用医薬品のほうが簡単に薬が手に入ります。

 

かかる費用はどのくらい?一番安く手に入れる方法は?

約2か月分の薬の比較をしてみます。診察料金はネットの情報参照し、薬代は実際に出したことがある値段を載せています。

 

  •  医療用医薬品

【診察料金】

診察料+処方箋料で自己負担が約1500円 (個人差あり)

 

【薬代】

アレグラ錠60㎎ 2T2x朝夕食後 60日分 で約2600(3割負担)

 

 ジェネリックの場合

フェキソフェナジン錠60㎎ 2T2x朝夕食後 60日分 で1600円(3割負担)

(薬局の基本料金などによって違いあり)

 

合計して 

先発品の場合は約4100円

ジェネリックの場合は約3100円

 

医療用医薬品の場合は診察料と薬代が人によって違うため、だいたいの費用を出しました。3割負担の方で3000円~4000円がトータルかかります。

 

  • 一般用医薬品
【店舗での価格】 

実際、某有名ドラッグの店舗で確認してきました。

 

アレグラFX(56錠入り) 3780円(税込)

アレルビ (56錠入り)    2786円(税込)

 

 【ネットでの価格】

某ショッピングサイトより参照

アレグラFX(28錠入り2箱) 3130円(税込)

アレルビ (56錠入り)      1599円(税込)

 

 以上より

錠数に多少ずれがありますが、

費用を一番安くする方法はネットでアレルビを購入する。

 

 

まとめ

毎年、アレグラ(フェキソフェナジン)だけで花粉症が何とかなっている人は、ネットでアレルビを買うのが経済的にも手間的にも一番合理的だと思われます。

ただ、ネット購入以外の場合は直接、医師や薬剤師に気になることを相談できるのでそれはそれでメリットがありそうです。

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当ブログでは基本的に書籍、文献、経験に基づいて記載されています。ブログで投資の内容を記載すると思いますが、投資は自己責任でお願いします。あと薬の使用法は処方医や投薬された薬剤師のいうことをよく聞いて使用して下さいね。